やっかいな油、トランス脂肪酸

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マクドナルドのコーヒーは1杯100円ですが、
原価は2円です。

原材料費を抑えるのに添加物は大活躍です。

トランス脂肪酸も同じです。

前回ご紹介したシュークリーム
もトランス脂肪酸を多く含んでいます。

そもそも、トランス脂肪酸は、
・マーガリン
・ファットスプレッド
・ショートニング
・サラダ油
などに多く含まれています。

つまり、これらを原料としている食材である、
パン、ケーキ、クッキー、お惣菜の揚げ物、
スナック菓子などに多く含まれます。

トランス脂肪酸は防腐剤にもなりますので、
企業にとっては、原材料費を抑えられ、賞味
期限も延ばせます。

日本にはトランス脂肪酸の規制はありませんが、
WHO(世界保健機構)は1日の摂取量を2gに抑える
ようにと言っています。

アメリカでは2018年からトランス脂肪酸は使用
禁止になります。

このように、日本以外の国ではトランス脂肪酸
についての取り組みが始まっています。

国や政府が規制をしないのであれば、あなた自身
で取捨選択しなければなりません。

トランス脂肪酸の体への影響と疑われるもの
は次のようなものです。

・悪玉コレステロールの増加
・肥満
・動脈硬化
・免疫力の低下
・心臓疾患
・アレルギーなど(アトピーや花粉症の原因
とも言われています)

これらは、風邪やインフルエンザと違って
他人から移される病気ではありません。

厳しい言い方をすると自業自得です。

しかし、逆の見方をするとあなた次第で、
今すぐ改善できます。

既に何度かご紹介していますが、あなたが
食べたり飲んだりした栄養素や水分は、肝臓で
「栄養の吸収」や「解毒」が行われ、全身の
細胞に送られます。

また、毒素の75%は便から排出されます。
残りは尿で20%、あとは汗で排出されます。

便と尿の機能を果たしている臓器は腸と肝臓
です。

腸と肝臓が元気だと、きちんと解毒が行われる
ことになります。

逆に腸や肝臓が弱っているときちんと解毒され
ないことになります。
毒物が体内に残っている時間が長ければ長い
ほど、その周りの細胞が弱ってしまいます。

日ごろから腸と肝臓を元気にして下さい。

腸と肝臓を元気にする食材一覧はこちらを
クリックしてください。

http://bit.ly/2fuwMW5

ところが、トランス脂肪酸は油なので、肝臓
を通りません。

身体にとってトランス脂肪酸の存在は想定外
なので、体内のメカニズムでは解毒できませ
ん。
そのまま脂肪として体内に残ることになり
ますので、日ごろからトランス脂肪酸を
摂取しないのが一番です。

そうは言っても前述の通り、トランス脂肪酸は
一番身近な油ですので、避けようがありません。

では、どうしたらいいのでしょう?

身体のしくみにおいて、油(脂質)はエネルギー
源として使われます。
運動すると脂肪が燃えるといいますが、まさに
このことです。

トランス脂肪酸も脂質として身体に蓄積して
いきます。

と、いうことは、燃やせばよいことがわかって
きます。

解毒できないのであれば燃やすのです。

燃やすといっても特別なことをする必要は
ありません。

朝6時に起きてリアルタイムでラジオ体操を
やったり、通勤の行き帰りの駅まで早歩き
したり、会社やマンションのエレベータを
使わず階段で上り下りしたり、ちょっとした
工夫で構いません。

脂肪が一番燃えるのは、ちょっと汗ばむ
運動です。
じわっと汗が出ている時が一番脂肪を燃焼
しています。

今年は既に雪が降ったりして例年より寒い
ですが、ぜひ行うことをおすすめします。
(実は私自身にも言い聞かせています)

 

 

nanami1

 

 


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