私たちの体は60兆個の細胞でできています。
この60兆個の細胞に栄養や酸素を届けているのが血液です。
血液と一言で言っても、赤血球・白血球・血小板と役目は違います。
精密機器のような役目を持つこの血液ですが、バランスが崩れると血管を傷つけてしまうことになります。
血管の99%は毛細血管です。
以前、毛細血管、加齢と共に減っていることをご紹介しました。
研究結果では、60~70代の人は20代に比べ毛細血管が4割も減少しています。
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体重60キロの人で約5リットル(8%)の血液が流れています。
血管の総延長は約10万キロメートル、地球を2周半した長さです。
そのほとんどが毛細血管です。
心臓に至っては、毎日10トンの血液を全身に送っています。
血液は、細胞に栄養や酸素を送り、細胞の老廃物を持ち帰る役目があります。
こんな高機能な血液、常にメンテナンスが必要です。
生活習慣病と血液も密接なつながりがあります。
きれいな血液が流れていれば、血管もきれいです。
血液が汚くなれば、血管内も汚くなり、ゴミやカスが溜まってきます。
生活習慣病は血液を汚くしてしまいます。
例えば、生活習慣病の一つ、糖尿病、これはインスリンの働きが悪くなり、血液内のブドウ糖が消費されなくなり、血液内に増えすぎる病気です。
ブドウ糖が増えすぎるとどうなるか、血管を傷つけてしまいます。
つまり、汚れた血液は血管を傷つけてしまうのです。
脂質異常症も同じです。
血液内に脂質が増えて、血液が汚れます。
血液が汚れることによって血管が傷つき傷ついた箇所が硬化していきます。
心臓は毎日10トンの血液を全身に送っていますが、きれいな血液を送る場合と汚い血液を送る場合では、どちらが心臓に負担が多いでしょうか。
答えは明らかです。
高血圧や心疾患になってしまうことは容易に理解できます。
このように、血液が汚れることによって段階的に生活習慣病のフルコースを辿ることになります。
先日、コレステロールを減らす方法をご紹介しましたが、コレステロールに限らず、血液をきれいにする方法は食事を制限するよりも基礎代謝を上げて消費することが一番です。
やはり、行きつくところは運動です。
今年は、桜の開花が遅れていますが、時間の問題です。
これから暖かくなりますので、運動を怠る言い訳ができなるなります。
一駅分歩いてみてはいかがですか。
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