毎日やってくるお通じ、そうです、便です。
便は体内の様子を知る大事な情報源です。
便の中身は、胃や腸からはがれる死んだ細胞、食べ物のカス、細菌類などです。
胃や腸からはがれる死んだ細胞が3分の2を占めています。
便を観察することで、体の調子がわかります。
一番わかりやすいのは下痢をした時です。
以下、便のチェック方法です。
参考にして下さい。
(1) 便の回数 → 1~3日に1回以上
(2) 便の色 → 黄褐色~茶褐色
(3) 形状 → バナナ
赤い便が混じっている場合
排便通や、便の表面に鮮血が付着していれば痔の疑いあり。
下痢や便秘などの場合、大腸ポリープ、粘血便や悪臭の場合は大腸がん検査をおすすめします。
黒っぽい便の場合
消化性潰瘍、がん、ポリープの疑いあり。
白っぽい便の場合
胆管結石、胆道がん、総胆管閉塞などの胆道障害で胆汁が消化管内に流れ込んでいる疑いあり。
また、においも確認してください。
ネギ・ニラ・にんにくなどを食べていないのににおいが強ければ、胃・腸・肝臓・胆道・すい臓の検査をおすすめします。
病気はある日突然発症するものではありません。
健康な人が病気を発症するまでの間を『未病』と言います。
『未病』の間、体はシグナルを発信しています。
この、あなたの体から発せられるシグナルをいかに早くキャッチするかが大病を患うかどうかの分かれ道となります。
現代は誰でも普通に生活していて病気になる環境です。
子供の糖尿病や腎臓障害、以前では考えられないことです。
がん患者も増える一方です。
全ては『未病』の間に何をしてきたかです。
病気の原因は食べ物とストレスと言っても過言はないでしょう。
病気になる食べ物(添加物、遺伝子組み換え)をたくさん食べて、毎日ストレスを抱え込めばいつかは病気になってしまいます。
元来、日本人は転ばぬ先の杖的な考え方が得意な民族です。
つまり、未来を予測して対策を講じておくことができるのですが、戦後の教育、3S政策で目の前の事に意識が向くように変えさせられたと私は思っています。
あなたの体は毎日信号をあなたに伝えています。
歯を磨く時に舌の色、荒れ具合を観察するのに何時間も必要ありません。
ほんの数十秒です。
便の色、状態、においをチェックするのもほんの数秒でできます。
日常の中で手間をかけずに確認できることはたくさんあります。
もう一度普段の生活を見直してみてはいかがでしょうか。
現在、アメリカやヨーロッパでは予防医学が盛んに行われています。
病気になりそうな危険因子は早いうちから摘み取っておこうという考え方です。
そのためサプリメント文化が発達しました。
日本はまだまだその意識が低く、病気は病院で治してもらうものという意識がまだ残っています。
ピンピンコロリで亡くなる方は全体の7%です。
残りの93%の人は何らかの問題を抱えて亡くなっています。
頻繁に病院に行っていたら7%に入れません。
あなたは7%に入れる人になりたくありませんか?
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