風邪がふいても痛いといわれる痛風、しくみはどうなっているのでしょう。
痛風の原因は尿酸です。
尿酸とは、細胞の中の拡散を構成するプリン体が分解されて生じます。
通常、尿酸は尿酸プールというところに溜められています。
成人では、約1,200mgの尿酸が蓄積されています。
毎日、約700mgが作られ、そのうち500mgが尿として排泄され、約200mgが汗などで排出されます。
ところが、尿酸がたくさん作られると、血液中の尿酸値が高くなります。
尿酸はとがっていますので、この尿酸が関節などに入り込むと白血球が駆除に来ます。
この時に激しい痛みと炎症を引き起こします。
これが痛みの原因です。
女性は痛風になりにくいと言われています。
これには女性ホルモンが関係しています。
女性ホルモンの関係で、尿酸が溜まりにくくなっているのです。
痛風の原因は、一定以上の尿酸値です。
尿酸はプリン体が分解されて作られます。
ということは、プリン体を多く含む食材の摂取を控えることが大前提となります。
プリン体を多く含む食材は
・レバー
・あんこうのきも
・うなぎ
・肉の脂身
・いくらやかずのこなどの卵類
などです。
ところが、このような食材を多く摂っていなくても痛風になる危険があります。
尿酸は腎臓でろ過されます。
腎臓の機能が弱ることにより尿酸の排出がうまくできなくなるのです。
以前も腎臓のメンテナンスについては触れましたが、腎臓は解毒も行っています。
つまり、普段から腎臓に負担をかけているとプリン体を多く食べていなくても痛風になる危険があるのです。
腎臓に負担をかける原因としては
・ストレス
・食品添加物
・運動不足
など、あなたにも心当たりはありませんか。
きれいな血液を維持するには、排出機能が正常でないと維持できません。
流し台の排出口が詰まっていれば汚れた水が流れないですよね。
血液も同じです。
血液には酸素や栄養を細胞に送り届けると同時に細胞から出る排出物を持ち帰る作業を行っています。
血液が持ち帰っても、尿や便できちんと体外に排出されなければ、結局体内に溜まってしまいます。
日ごろから腎臓・肝臓のメンテナンスが必要になります。