現代社会において、ストレスと無縁の生活は非常に難しい状況です。
ストレスには様々なものがあります。
例えば気温の変化、これをストレスと感じる人もいます。
騒音もそうでしょう。
人間関係や社会情勢の変化などもストレスと言えるでしょう。
他にも心理的や情緒的なストレス、生理的・身体的なストレスもあります。
あなたの体にはホメオスタシス(生体恒常性)が備わっています。
ホメオスタシスとは、体の働きを調節する自律神経、ホルモンの分泌をコントロールする内分泌、外部から侵入する異物を退治する免疫の3つの働きのバランスを保つことです。
通常、ストレスを感じてもホメオスタシスの働きに異常は見られないのですが、過剰なストレスとを受けるとこのバランスが崩れてしまいます。
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスで保たれていますが、このバランスが乱れます。
その結果、呼吸や血圧に影響が出ます。
内分泌は全身のホルモンバランスをコントロールしていますが、バランスが崩れると新陳代謝や内臓の働きに影響します。
過度のストレスにさらされると免疫機能が低下して抵抗力が弱まってしまいます。
ストレスが万病のもとと言われる理由がおわかりでしょう。
ストレス状態は、親しい身近な人の目にもわからないことが多く、見過ごされてしまいます。
以下のような場合は要注意です。
・疲れやすい、だるい、やる気がでない
・首や肩がこる、関節痛、偏頭痛
・目が疲れる、めまい、音に敏感になる
・寝付きが悪い、眠りが浅い
・動悸がする、不整脈
・食欲不振、胃がもたれる、嘔吐、下痢
これらは体が発するシグナルです。
日ごろから自分に合ったストレス発散方法を身に着けておく必要があります。
余談になりますが、私の場合は、おいしい料理です。
行きつけの焼肉のおいしいお店や、お寿司のおいしいお店に家族や友人と行ってわいわいガヤガヤすることにしています。
実は普段からストレスを溜めない方法があります。
コップ半分のミルクをあなたはどう感じますか?
A.もう半分しかない
B.まだ半分もある
Aと感じる人とBと感じる人ではストレスに大きな違いが出ます。
もちろん、Aと感じる人の方がストレスを溜めることになります。
普段から物事を肯定的に捉えることによりストレスは減らすことができるのです。
なぜなら、ストレスは否定をするから生まれるためです。
自分の身に降りかかったことを肯定的に捉えればストレスは極端に減ります。
ストレスに対する強さをストレス耐性と言いますが、これは個人差があります。
ストレス耐性はあなたが持って生まれた性格や体質、環境や状況により大きく左右されますが、あなたの工夫次第で強くすることも可能です。
コップ半分のミルクをまだ半分もあると思えるように努力してみませんか?